個人事業主は、会社員とは違って自分の好きなように働いていくことができる点が魅力的だと言われています。しかし、自由だからといって何をしてもいいわけではありません。社会的な約束はきちんと守らなければなりませんし、仕事はほとんど自分一人でやっていかなければならないので大変なこともあります。
助けてくれる人が少ないのが個人事業主のデメリットだと言えるでしょう。たとえば、期日までに仕事が完遂できない場合には、相手の会社から損害賠償を請求されてしまうこともあります。相手の会社は、その仕事をきちんとしてくれることを予定してスケジュールを組んでいることがほとんどだからです。個人事業主が仕事を遅らせたことで、相手の会社に多額の損害を発生させてしまうケースは数多いです。ですから、仕事は絶対にきちんとやりきらなくてはいけません。損害賠償を請求されてしまうと、個人では支払いきれないほどの負債を抱えてしまうことになるからです。この点が、会社組織にがっちりと守られている会社員とは違う点です。
また、会社員のようにボーナスが支払われることがないのもデメリットだと言えるでしょう。すべて自分で計算をしていかなくてはなりませんし、待遇面でも会社員ほどの厚遇は期待できません。保険も自分で支払わなくてはなりませんし、案外デメリットは多いです。ただ、それでも一人で好きなように働けるというメリットは大きいです。他のデメリットをかき消してしまうほどの魅力となるはずです。